.01.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 27, 2012)
Efficiency and purity provided by the existing methods for the isolation of luteinized granulosa cells: a comparative study
Hortensia Ferrero, et al. 【原著Abstract】【背景】卵胞液に含まれる黄体化顆粒膜細胞(LGCs)の単離プロトコールはいくつか述べられているが、それらの相対的な効率性を比較した研究はこれまで発表されていない。われわれの目的はある1つの方法が他の方法よりも優れているという決定的な科学的エビデンスを得ることである。
【方法】特定の細胞マーカー、それらの集合、接着差異(differential adhesion)、LGCサイズへの着目に基づいた異なったLGCs精製法を評価した。われわれは卵母細胞を提供した女性(n=72)の卵胞液から得られた対応のある細胞分画(精製の前と後)におけるCD45細胞の混入レベルと総細胞生存度を比較した。2人の女性からのプールした卵胞液を用いて6つの精製法についてそれぞれ6回実施した。
【結果】特定の細胞マーカーへの着目により処理されたサンプルは、他の方法(CD45+は3.29–12%, LCG回復率は51.67–73.20%)に比較すると、純度が高く (CD45+は0.1–1.33%, P<0.05)LCG回復率が低い(17.13–25.4%, P<0.05)という特徴があった。LGCサイズに基づくフィルター法は、LGC回復率が最も高い中の一つで(∼70%)しかも混入レベルが受容可能なほど低かった(<5%)ことは特記すべきである。
【結論】現在のところLGCsの単離のためのゴールドスタンダードになる方法は無く、プロトコールは主題の目的に応じて選ぶべきである。純度が主たる判断基準のときには蛍光活性化細胞選別が、純度と活性度が不可欠のときには磁気分離法が最善のプロトコールである、とわれわれは結論する。しかしながら、細胞株化(cell straining)(フィルター)はおそらく最も労力が少なく、しかも全体として、最も効率的なLGCs単離法である。
.01.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 23, 2012)
Pregnancy outcome in women with endometriomas achieving pregnancy through IVF
Laura Benaglia, et al. 【原著Abstract】【背景】IVFに選ばれた女性の卵巣の子宮内膜腫は機械的に摘除すべきではないというコンセンサスができつつある。しかしながら、最近のいくつかのエビデンスは、のう胞の存在は妊娠のコースに悪影響を与えることを示唆している。
【方法】われわれは2つの不妊施設を含めた多施設レトロスペクティブコホート研究を行った。われわれはIVFによって単胎臨床妊娠に至った患者のデータを分析し、IVFのときに子宮内膜腫があった78例の妊婦と、子宮内膜腫が無くてIVFで妊娠した156例の患者との間で、妊娠アウトカムを比較した。
【結果】子宮内膜腫がある女性と無い女性の生児誕生数はそれぞれ61(78%)と130(83%)だった(P=0.39)。疾患例の調整後オッズ比(OR)は0.79 [95%信頼区間(CI): 0.38–1.68]だった。2群間で後期妊娠率にも新生児アウトカムにも差はなかった。とりわけ早期産率と胎児発育遅延(SGA)は似たものであり、調整後ORはそれぞれ0.47(95% CI: 0.14–1.54)および0.56(95% CI: 0.12–2.56)であった。
【結論】IVFで妊娠に至った子宮内膜腫の女性は産科的合併症の有意なリスク上昇にさらされるとは思われない。
.01.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 23, 2012)
Sperm gene expression profile is related to pregnancy rate after insemination and is predictive of low fecundity in normozoospermic men
Sandra Bonache, et al. 【原著Abstract】【背景】男性授精能の評価は伝統的に精子の顕微鏡的評価に基づいている。しかしながら、古典的な精子のパラメータは精子機能を適切に反映せず、授精能を予見する臨床的価値は限定的である。われわれは精子の発現プロフィールは精子の授精能の質を反映し、正常な精子パラメータの男性におけるin vivoの生殖適合性を予見するためにより情報が豊富である、という仮説を立てた。
【方法】治療的IUIに用いられた68例の正常精液のドナー(フェーズ1:43例、フェーズ2:25例)の精子遺伝子発現パターンをTaqMan Arrayで分析した。
【結果】IUI後の妊娠率(PRs)の最高と最低のドナー群の間で個々の遺伝子の発現の有意な差が観察された。さらに、われわれはIUIの精子ドナーの授精能の状況を4つの遺伝子の発現の特徴に基づいて分類する分子的な手段を開発した。フェーズ1研究においては、このモデルは低PRs(カットオフ値:<13.6%)のドナーの区別において90%の感度と97%の特異度を示し、精子パラメータの組み合わせにより得られるそれよりも遥かに良かった。このモデルの妥当性はフェーズ2試験のドナーでの感度71.5%、特異度78%により確認された。
【結論】われわれの発見は、妊娠を予見する道具として有用である可能性がある最も価値のある遺伝子マーカーの探索に寄与するものである。われわれの発現モデルは、正常な精子パラメータを持ちながらより好ましくないIUI生殖アウトカムに至る精子ドナーを特定するために古典的な精子分析を補うかもしれない。それは原因不明不妊症のカップルの精子機能の研究にも有用かもしれない。
.14.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 22, 2012)
"Consistent and predictable delivery rates after oocyte vitrification: an observational longitudinal cohort multicentric study"
Laura Rienzi, et al. 【原著Abstract】【背景】効果的なヒト卵母細胞の凍結保存法は日常不妊プログラムの法的倫理的な問題に解決をもたらし、医学的社会的理由からの受精能保存にも用いることができるかもしれない。
【方法】われわれはIVF/ICSI周期における卵母細胞凍結保存のアウトカムの有効性と再現性を研究するため、観察的縦断的コホート多施設研究を行った。さらに、出産率(DR)に対する患者と周期の特徴の効果を解析した。
【結果】450カップルの486周期において、2721の卵母細胞が暖められ2304個が凍結保存を生き延びた(84.7%)。ICSIを受けた2182の卵母細胞のうち、受精率と最高質の胚に発生した率はそれぞれ75.2%と48.1%だった。450例の全患者のうち128例が出産し(周期あたり26.3%、移植あたり29.4%)、929個の移植した胚から147例の新生児が誕生した(15.8%)。患者あたりの前進的ロジスティック回帰分析は女性の年齢[オッズ比(OR): 0.93, 95%信頼区間(CI): 0.88–0.98]、ガラス化した卵母細胞の数凍結(OR: 1.08, 95% CI: 1.01–1.17)、移植の日(OR: 1.97, 95% CI: 1.14–3.42)がDRに影響した。再帰分割分析によれば、アウトカムを改善するには8個以上の卵母細胞ガラス化が必要であると推測された(それぞれDR22.6%対46.4%)。38歳超の女性でそれ以下の卵母細胞しか調達できなかった場合には、結果は劇的に低下した(それぞれDR12.6%対27.5%)。逆に8個超の卵母細胞が調達できたとき、胚盤胞培養は最も有効であった(DR62.1%、1施設のみのデータ)。
【結論】卵母細胞のガラス化は有効で信頼できるアプローチであり、施設間で一貫した結果と予測できるDRをもたらす。日常的にさまざまな適応に対して応用すべきである。患者のカウンセリングと選択を助けるため、予測モデルを用いることが提案される。
.14.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 16, 2012)
"Patients from across Europe have similar views on patient-centred care: an international multilingual qualitative study in infertility care"
E.A.F. Dancet, et al. 【原著Abstract】【背景】国際的に患者中心という概念が提示されているが、患者の視点から概念化されていない。以前に、文献レビューと単言語定性的研究が「患者中心不妊ケア」(PCIC)を定義した。本研究はヨーロッパ中からの患者が不妊ケアの同じ観点に価値をおいているかどうかを検討するのを目的とした。
【方法】オーストリア、スペイン、イギリス、ベルギーの不妊クリニックからの48名のヨーロッパ人患者の演繹的内容分析による国際多言語フォーカスグループ(FG)研究
【結果】すべての国からの患者にとって重要なすべての特定のケアの側面は、次の10次元のPCICに割り付けることができ、それぞれすべてのFGで討論した。すなわち:情報提供、スタッフの態度とスタッフとの関係、クリニックとスタッフの能力、コミュニケーション、患者の参加とプライバシー、感情的なサポート、協調と統合、継続と変化、身体的な快適さ、アクセスの良さ。大部分(65%)の特定のケアの側面は2カ国以上で議論され、いくつかの新しいコードが(11%)以前に発表したコーディングツリーに加える必要があっただけだった。ヨーロッパ中からのランキングは明らかに「情報提供」が第一優先であることを示した。
【結論】PCICモデルは患者の視点が国際的な設定で確かめられた初めての患者中心ケア(PCC)である。ヘルスケア組織と運営は異なっていても、不妊患者の視点の類似性は驚くほどであり、他の臨床条件からのPCCモデルの類似性に着いても同様である。特定状況にとらわれないPCCモデルと患者中心不妊ケアのヨーロッパ方式(instrument)が開発可能である。ヨーロッパの専門家はどのようにPCCを提供するか互いに学ぶことができる。
.14.2012
Hum. Reprod. (First published online: March 14, 2012)
"GnRH-agonist versus GnRH-antagonist IVF cycles: is the reproductive outcome affected by the incidence of progesterone elevation on the day of HCG triggering? A randomized prospective study"
E.G. Papanikolaou, et al. 【原著Abstract】【背景】IVF刺激周期で用いられる2つのGnRHアナログ間で有効性に違いがある可能性が現在議論されている。本研究は、GnRHアゴニストとGnRHアンタゴニストを使ったときで卵胞期後期プロゲステロンコントロールが違うかどうか、もし違うならプロゲステロンの上昇はどの程度まで妊娠可能性に影響するかを探索するのを目的とした。
【方法】全部で190例の患者を、94例をGnRHアゴニスト群に、96例をGnRHアンタゴニスト群に無作為に割り付けた。GnRHアゴニストのロング法は前周期の21日目にブセレリン(600mg/日)の経鼻投与で開始した。GnRHアンタゴニストのプロトコールは6日目にガニレリクスまたはセトロレリクス(どちらも0.25 mg)の刺激で開始した。すべての血液サンプルはElecsys analyzerで分析した。intention-to-treat解析を行った。
【結果】プロゲステロンの>1.5ng/mlの上昇は、アンタゴニスト群では23.0%に生じたが、アゴニスト群の24.1%と比較できるものだった。無作為化した患者の出産率は同様に比較できるもので、アンタゴニスト群で28.1%、アゴニスト群で24.5%だった(オッズ比= 1.21, 95%信頼区間:0.63–2.31, P= 0.56)。しかしながら、プロゲステロンが1.5ng/mlの閾値を超えると、アゴニスト群でも(9.5対31.8%, P= 0.03)、アンタゴニスト群でも(14.3対34.3%, P= 0.07)、出産率は低下した。
【結論】2つのアナログでプロゲステロン上昇は似たようなものであったが、われわれの発見は、排卵刺激の日の不十分なプロゲステロンコントロール(>1.5ng.ml)はどちらのプロトコールでも低出産率と関係する、という以前の観察を再確認するものであった。本研究は2つのGnRHアナログの生殖アウトカムは比較できるものであることを示した。卵胞期後期のプロゲステロン上昇を避ける処置法を探索すべきである。
.07.2012
Hum. Reprod. (First published online: April 3, 2012)
"The value of anti-Müllerian hormone measurement in the long GnRH agonist protocol: association with ovarian response and gonadotrophin-dose adjustments"
Ellen Anckaert, et al. 【原著Abstract】【背景】本研究はIVF周期における治療アウトカム変数に対する血清および卵胞液(FF)中の抗ミュラー管ホルモン(AMH)濃度の予測的価値を評価した。
【方法】ロングGnRHアンタゴニスト法に従い、高度に精製されたメノトロピン(HP-hMG)またはrFSHによる刺激の後に、コントロールされた卵巣刺激を受けた731例の正ゴナドトロピン女性のデータについて、レトロスペクティブな解析を行った。
【結果】どちらの治療群でも、刺激開始時の血清AMH濃度は、刺激終了時の血清のエストラジオール(HP-hMG: r = 0.45; rFSH: r = 0.55)、アンドロステンジオン(HP-hMG: r = 0.50; rFSH: 0.49)、総テストステロン(HP-hMG: r = 0.40; rFSH: r = 0.36)と有意に(P<0.001)正相関していた。また卵母細胞採取時の採取できた卵母細胞数(HP-hMG: r = 0.48; rFSH: r = 0.62)、FF中のAMH濃度(HP-hMG: r = 0.55; rFSH: 0.61)、血清プロゲステロン濃度(HP-hMG: r = 0.39; rFSH: r = 0.50)も同様であった。
どちらの治療法においても、刺激開始時のAMHから、刺激6日目にゴナドトロピン用量を増やしたり減らしたりする必要性や、卵巣反応が目標の下(<7卵母細胞)か上(>15卵母細胞)かが、良く予測できた。血清AMHと胚の質や妊娠継続の間には有意の関係は見られなかった。
【結論】ロング法でGnRHにより下方調節されたIVF患者の刺激開始時の血清AMH濃度は、採取卵胞数や内分泌反応から見たゴナドトロピンに対する卵巣の反応と正の相関があることが判明した。AMHは、固定した用量で刺激開始した患者が刺激6日目にゴナドトロピン用量を調整する必要性があるかの良い予見指標であった。しかし胚の質や個々の患者の妊娠可能性を予見するものではなかった。
.07.2012
Hum. Reprod. (First published online: April 4, 2012)
"Assisted oocyte activation is not beneficial for all patients with a suspected oocyte-related activation deficiency"
F. Vanden Meerschaut, et al. 【原著Abstract】【背景】ICSIの成功にも関わらず、まだすべてのICSI周期の1-3%に総受精障害(TFF)が発生する。ICSI後の卵子活性化補助(ICSI-AOA)は受精を助け、精子関連の受精障害の例にもっとも有効である。マウス卵子活性化テスト(MOAT)のような非配偶者間ICSIモデルで示される、精子の卵子を活性化する能力が正常と思われるときには、ICSI-AOAが適応かどうかはあまり明らかではない。本研究では、われわれは卵子関連活性化障害が疑われる女性に対し、ICSI-AOAが有益かどうかを検証した。
【方法】当センター(n=2)または他施設(n=12)で通常のICSIを受けTFFか低受精(LF)を示した患者に対しプロスペクティブな研究を行った。全例についてMOATにより精子の障害はないことを確認した。次の治療周期において、メタフェーズIIの同胞卵子の半分にICSI-AOAを行い、残りの半分に通常のICSIを行った(分離ICSI-AOA周期)。主たるアウトカム指標は受精、妊娠、生児出産率であった。
【結果】全体にICSI-AOAは卵子関連受精障害が疑われるカップルにおいて受精率を改善した。平均受精率はICSI-AOAでは74.2%、通常のICSIでは43.5%だった(P< 0.001)。周期あたりの累計妊娠率と生児出産率はそれぞれ35.7%と14.3%だった。他施設の例だけを見ると、ICSI-AOAによる受精率は以前にTFFだったカップルの方が通常のICSIよりも高かった(P< 0.001)。興味深いことに、他施設で低受精(ゼロではない)を経験した患者ではICSI-AOAは受精率を高めなかった。当センターの2例では、いずれも前には通常のICSI後に低受精を経験したが、ICSI-AOAにより平均受精率が向上した(それぞれ25%と75%)。
【結論】非配偶者間ICSIモデルにより卵子関連の活性化障害が疑われる患者では、ICSI-AOAの適応はなお議論の余地がある。われわれのデータは、卵子関連活性化障害が疑われ、前に通常のICSI後にTFFを経験した患者において、ICSI-AOAが大変有効であることを示している。対照的に、他施設でLFの既往歴をもつ場合、慎重に同胞の卵子の半数にICSI-AOAの有効性を試すべきである。というのはICSI-AOAはLFの既往があり卵子関連活性化障害が疑われる場合には必ずしもいつも有益ではないからである。これらの患者には、同胞卵子を用いた分離ICSI-AOA周期が、卵子関連の活性化障害と以前の技術的なあるいは他の生物学的な失敗とを区別するのに役立つかもしれない。さらに、この分離ICSI-AOA周期は将来の治療周期のための適切な戦略を立てるのを可能にする。より多数の患者でのさらなる研究が求められる。
.07.2012
Hum. Reprod. (First published online: April 3, 2012)
"Parental infertility, infertility treatment and hepatoblastoma: a report from the Children's Oncology Group"
Susan E. Puumala, et al. 【原著Abstract】【背景】近年の研究は、不妊治療により妊娠した小児に肝芽種(HB)のリスクの著しい上昇があることを示唆している。しかしながらこの知見にHBと出生時低体重(LBW)との関連による交絡があるかどうかは明らかではない。
【方法】両親の不妊、不妊治療とHBの関係を、小児腫瘍学グループ(COG)を通して行った症例対照研究のデータを用いて検討した。米国COGの施設においてHBと診断された症例群383名の母親と、州の出生届から募集した対照群387名の母親に対し、2000年1月から2008年12月の間に電話インタビューを行った。関係性の解析にはロジスティック回帰分析を行った。
【結果】出生時体重と他の交絡因子を調整した後には、両親の不妊や不妊治療のどのような尺度とも、有意な関係はまったく見られなかった。生殖補助医療(ART)により妊娠したHB例においては、16例中4例がBeckwith–Wiedemann症候群(BWS)であり、これに対しARTを受けなかったHB例では365例中9例がBWSだった。
【結論】両親の不妊や不妊治療とHBの間には関連があるというエビデンスはほとんど見出せなかった。前の研究で見られた関係性は、HBのリスク要因であり同時に両親の不妊と不妊治療にも関係する、LBWとBWSによる交絡かもしれない。
.19.2012
Fertility and Sterility (Published online 18 January 2012)
"Oocyte mitochondrial bioenergy potential and oxidative stress: within-/between-subject, in vivo versus in vitro maturation, and age-related variations in a sheep model"
Nicola Antonio Martino, et al. 【原著Abstract】【目的】 ホルモン刺激をした羊から採取したメタフェーズII(MII)の卵母細胞のミトコンドリア(mt)におけるバイオエネルギーポテンシャルと酸化ストレスの個体内/個体間、in vivo対in vitro成熟(IVM)、および年齢依存性の変動を分析する。
【デザイン】 プロスペクティブ研究
【設定】 アカデミックな基礎研究室
【対象】 10頭の成熟メス羊
【介入】 発情期同期化、管理した卵巣過剰刺激(COH)、子宮卵巣摘除術; 卵胞および卵管卵母細胞採取、卵胞卵母細胞のIVM
【主たるアウトカム指標】 若齢または高齢ドナー、およびin vivo(in vivo MIIs)またはin vitro成熟(in vitro MIIs)の羊の卵母細胞におけるmt活性の平均±標準偏差、個体内(CVw)および個体間(CVb)変動係数、細胞内活性酸素(ROS)およびmt/ROSの共局在性(colocalization)
【結果】 ホルモン刺激をしたドナー羊から採取したMII卵母細胞においてmt活性の個体内/個体間、in vivo対in vitro成熟(IVM)、および年齢依存性の変動が観察された。ROSレベルは高齢ドナーの卵母細胞において著しく上昇した。Mt-ROSの共局在性はIVMのMIIsに比べin vivoのMIIsにおいて一貫して高かった。卵管でのエネルギー/抗酸化能はCOHにより影響を受けた。
【結論】 卵母細胞のエネルギー/抗酸化の状態は個体内/個体間、in vivo対IVM、および年齢などの変数により影響を受けた。Mt/ROSの共局在性はin vivoMII卵母細胞の信頼できるマーカーである。